ゴリラが好きすぎてもう困ってます
いやもうホントにゴリラが好きなんです。
どうせみんなゴリラのことなんて、
「ウホウホｗｗｗバナナうめぇｗｗｗ」
「ドラミングで勝負じゃｗｗｗドコドコｗｗｗ」
「あっ、俺ら全員B型なんで性格一緒っすｗ」
とか思ってるんじゃないでしょうか。
バカたれか。
ゴリラっていうのはみんなが思ってる以上に、優しくて繊細な生き物なの。
足元を青く光らせて、”ドゥンッ！ドゥン！”と重低音のうめき（EDM)声をあげながら迫ってくるヤンキーよりも臆病だし（多分）、
「私のために争うのはやめてっ！」って言うようなオタサーの姫よりも争いは嫌いだし（偏見）、
会社の飲み会でポテトサラダを２人前頼んだにもかかわらず、自分ひとりで食べきってしまう私よりも気が利く（確実）
ということでゴリラの良さを語っていきたいと思いますんでー
ゴリラのドラミングは名刺交換！？
ゴリラといえば、やっぱりドラミング。
ご立派な胸をドコドコドコドコ、太鼓のようにたたくアレです。
「ドラミングって見るからに野蛮な行動よね～」
「あれやっちゃう系男子ってちょっと苦手よね～」
バカたれか。
ドラミングっていうのはゴリラ特有の表現方法なんです。
ドラミングは特定の相手に向かって行う攻撃行動ではなく、周囲のゴリラに自分を誇示するパフォーマンスなので、襲われる心配はないのです。
基本的には相手と直接戦わずに自己主張をして、お互いのメンツを保って平和的に別れあう手段。
ちなみにドラミングの音は２㎞四方に響き渡り、遠くからでもどの群れやオスがいるのかがわかるそうです。どんだけだよ！
興奮や威嚇の意味はもちろんあるんですけど、遊びの誘いっていう意味もあるんですよ！
子ゴリラが仲間を遊びに誘うときに胸をたたき、誘われた子ゴリラが胸をたたきかえせば遊びが成立するらしい。
えーと、あの…ちょっとかわいすぎるんですけど（手を口元に持っていきながらキョロキョロ）
サザエさんで例えるならば、
中島ゴリラ「ドコドコドコっ！（磯野～！野球しようぜ～！）」
磯野ゴリラ「ドコドコっ！…ドコドコドコっ！！！（いいねぇ！…やべっ、姉さんが来たっ！）」
といったところでしょうか。
また、ドラミングの行動は１歳に満たない赤ちゃんゴリラでも見られるんですが、胸が発達してないからつって、おなかをポコポコ叩いているんですって。
いやもうこんなん抱きしめてまうやつやん。
フォルムが人間に近いだけに、どんな動物よりも本能的に母性が目覚めてしまいそう。
ちなみにドラミングの時は、グーではなく、パーで叩いてるんだって！
そのほうが、音が出るらしいよ！ゴリラ賢い！
威嚇の仕方が可愛い
あと、ドラミング以外にも威嚇方法がありまして。
近距離にほか群れのゴリラがいた時にするらしいんですけど、なんだと思います？
筋肉隆々の腕を上に持ち上げて自分のカラダを大きく見せるとか、
精一杯、重低音を利かせたウホウホを轟かせるとか、
はたまたちょっと肩パンしてみるとか思い浮かべますよね？
正解は、
落ちてる木の枝を目の前で折るんですって。
「これ以上、俺に近づいたら…（ポキッ）…だぜ？」
なんだろう…中二病の臭いがプンプンするのはなんでだろう。
しかし、この行動も極力ケンカを避けたいゴリラの性格ならではの愛しい行動と言えましょう。
食べるものも可愛い
ゴリラと言えば、やはりバナナ。
そのほかに何を食べているか知ってます？
正解は、
アリ。
平手で地面をたたく・平手で樹上の巣を壊す・手の上に巣を乗せアリを叩き落とすといった、行動はワイルドなクセにその対価がアリという。
そして、アリの群れに手を突っ込んで舐めるなどといった生産性もクソもない方法をとってたりもします。
あと、自分のう○こも食べる。
意外とメンタルは弱い
ゴリラって見た目はゴリゴリで、さぞメンタルもマッチョなんだろうと思われがち。
しかし、実際のところは人間と同様に知能が高い分、ほかの動物に比べると警戒心が強く、そのストレスから神経性の下痢にかかりやすいそうな。
さらには心臓の負担から死にいたるなど、ストレスに非常に弱いことも近年の研究で明らかになっている様子。
私も大事なプレゼン前の通勤電車では、必ず腹痛で途中下車するのですごく親近感がわく。
動物園でゴリラが入っている檻の前でドラミングの真似事をしている子どもたちをしばしば見かけるけど、あれも相当なストレスなんだろうなぁ…
まとめ
2016年5月に米オハイオ州の動物園にて、ゴリラの檻に落ちた少年を助けるために、ゴリラが射殺されてしまう悲しい事件がありました。
この件に関して、この対処が正しかったのか正しくなかったのかはなんとも言えません。
しかし、ゴリラは本来心優しい動物なんです。
こちらの動画では、上と同じくゴリラの檻に少年が落ちてしまった際のものです。
この動画のゴリラは落ちて気絶している少年を襲うどころか、好奇心で近づく周りのゴリラたちから少年を守るようにしています。
近年、日本でも”東山動物園”にいるイケメンゴリラ「シャバーニ」を筆頭としたゴリラに注目が集まっています。
今度、ゴリラを見る機会があれば是非、まったりと彼らを見てあげてほしいと思うのです。
