ソフトテニス部だった僕が対戦した変な相手5選
どうもポカンおじさんです!
このHNのおかげで、よくリアルにおじさんと勘違いされますが、26歳の爽やか系男子です
みなさんテニス部って聞くと、どんな印象を持ちます?
『学生の頃、テニスをやってました』
って言うと、たいてい
『爽やかな汗を流してそう』
『女子たちがコート外から黄色い声を出して練習を見てそう』
『授業態度が良くて模範的な優等生っぽい』
『(中学の)ユニフォームは基本ダサいのばかり』
とテニス部に対して、なかなか好意的なイメージを持っていることが多いように感じます。
あえてカーストに当てはめるならば、
サッカー部>越えられない壁>野球部>テニス部=バスケ部 的な感じでしょうか。
イメージはめちゃくちゃ良いんだよなぁ……
ただ、私がソフトテニス部員だった当時は、そのイメージとは真逆の陰キャの巣窟でした。
良いイメージは『大学のテニスサークル』とか『錦織選手』でついちゃってるイメージ
しかし、彼らは”硬式”テニス。
我らは”ソフト”テニスぞ?
硬式と軟式(ソフト)テニスってスポーツとしては、似てるけどプレーヤーの質が大きく違う気がする
硬式は”運動神経が良い・クラスカースト中〜上位ぐらい”が多いのに対して、
軟式(ソフト)は”運動神経が悪い・クラスカースト下〜中位”が非常に多い気がします
私が入っていたソフトテニス部も、もれなくそんな感じだった
ちなみに私が在籍していた時の部員をザッと紹介すると、
20mシャトルランを10回で脱落するS君
ハンドボール投げで後ろに飛ばす奇跡の男O君
好きな子のリコーダーを舐めてるところを見つかるM君
M君に関しては、
「俺のやつかと思って、舐めて確かめてた」
と真顔で言い放ち、周囲をドン引きさせていたとんでもないサイコ野郎でした。いや、味で分かるの?
とまぁわりと魔窟だったわけです
しかし、何よりも魔窟だったのは、他校との試合。
他校のソフトテニス部員も、やっぱり陰キャが多かったのですが、荒ぶりかたがスゴかった……
なんというかその……リミッターが外れてらっしゃるというか…
恥じらいという感情をお母さんの胎内に置いてらっしゃった?というか…
ということで今回は私が対戦した中で、トップ5に入る変な対戦相手を紹介したいと思います!
普通の人の場合
まともな人と試合した場合、
サーブ→ラリー→ポイント→『ヨッシャー!!』
だいたいこんな感じです。
ポイント取ったあとの『ヨッシャー!!』は、基本的に声を張り上げるのですが、相手を威圧するためと自身の緊張を和らげるためがほとんどです。
このタイプが相手だと、自分のペースで試合が出来るので、勝っても負けても納得出来るものでした。
ここから私が対戦した変な相手です。
サーブ後のラケットを毎回スネに当てるやつ
シュールギャグを通り越して恐怖を感じました。
テニスでは、サーブをミスっても2回目までは打ち直すことが出来ます。
なので、ほとんどのプレーヤーは威力がある上からスマッシュするようなサーブを最初は打ちます。
2回目はミスったら失点になるので、威力を弱めたコントロール重視のサーブを打つのがセオリー。
しかし、この相手は違いました。
2回とも上からスマッシュするようなサーブを打ってきたのですが、サーブをする度に、勢いあまってスネにラケットをぶつけていたのです。
相手プレイヤー
ボールを地面にトントンっとバウンドさせる
→息をスゥーと吸う
→ボールを天高く投げる
→いい感じの高さにボールがきた時に、ラケットをボールに叩きつける!
→そのままラケットの軌道がスネへ
→『オラぁ!ぁぁぁああああん!!!』
この赤字にした箇所は、スネに当たった時の絶叫です。
分かりますかね、この恐怖感。
サーブの度に悲鳴に近い絶叫をあげてくるんですよ。鬼の気という気が迫りすぎて逃げたくなるわ。しかも、ファーストサーブが入らないから、毎回2回ぶつけてんの。
しかも、試合が進むにつれてスネが紫色に変わっていくもんだから、こっちも気が気でなくなってくるんですよね。はよリタイアしろ。
結局勝ったんですが、相手のペアが終始無表情だったのが怖かったです。
顧問(監督)が審判にやたらイチャモンつけてくる
プレイヤーじゃないね。
けど、審判がかわいそうだった。
テニスには、主審と副審が1人ずついます。そして、その審判は学生たちに任されるのですが、中には次に試合を控えている選手たちもいるんですよね。
ただでさえ、審判って緊張するもんなんで結構ナイーブな状態になりがち。
しかし、この顧問はそんなことをお構いなしに、審判の微妙な判定に対してボロクソに異議を申し立ててました。
顧問(監督)
『どこ見とんねん!今のアウトやろがぁぁぁ!!』
『チッ。審判変えられへんの?!』
ヤクザなのかな?
幸い、流されることなく、終始フェアな判断を下してくれたおかげで辛勝しましたが、プレイヤーの私達ですら怖かった。もし自分が審判だったらと考えるとゾッとする。
テニスの王子様に影響を受けすぎた人
テニス部なら1度は言ったことある、『まだまだだね』。
みなさまご存知、"テニスの王子様"。
私が中学生のとき、全盛期だったのでその影響で入ってきた陰キャがめちゃくちゃ多かった。(私もその1人)
とりあえず作品に出てくる技を再現しようと必死でしたね。
海堂の"スネイク"(ただのスゴいカットボールになる)や、手塚の"零式ドロップ"(ただのカットボー略)、桃城の"ダンクスマッシュ"(ただ、陰キャがイキッたスマッシュ)などなど。
まぁ練習中はしましたけどね?
…これを試合中にするヤツがいたんですよ。
と言っても、技を真似するのではなく、喋り方や仕草を真似してるんです。
"テニスの王子様"に出てくるおちゃらけたキャラクター、菊丸を意識しているのか、普通のアプローチショットを『菊丸ビームっ!』とか言いながら打ってくる。
…おい、周りから白目ビームで見られてんぞ。
他にも、ポイントを取る度に『まだまだだね』とかほざく始末。見てるこっちが恥ずかしいわ!強くなってから言え!!
…普通に負けましたよねー
普通にめっちゃ上手かったです。
でも、試合終わったあと、『楽しい試合だったね!』とアクエリアスをくれたので良い奴でした。飲みかけのだったけど。
女子の取り巻きによる応援がスゴい人
変な人っていうか、ただの嫉妬。
たまーにいるんですよね、突然変異の部員が。
陰キャの集団というキノコヘッドだらけの湿地帯に咲く"一輪のバラ"と言うべきイケメンプレーヤーが。
もう彼らがポイントを取る度に黄色い歓声が上がるんです。ここジャニーズのライブ会場だっけ??ってほどに。
逆にこっちがポイントを取ろうもんなら、『おいコラふざけんなよ!!』とさっきとはうって変わって野太い声で罵られました。おい、あの中に絶対ちっちゃいマツコデラックスいたろ。
ちなみに嫉妬パワーメガMAXで戦った結果、勝っちゃいました。試合が終わったあと、自分の荷物を置いてた場所に戻ると、カバンにめっちゃ蹴られたあとが残ってました!女子ほんと怖い。
なんか臭い人
みそ汁に腐った卵をぶつけたような臭いでした。
ダブルスで前衛をしていた私は、いつもとは違い違和感を覚えていました。
(あれ…何かモヤモヤするぞ?)
(…あ、相手の前衛の体臭がめっちゃ臭いんだ)
(臭すぎて集中出来ない…!)
そうなんです、めちゃくちゃ体臭が強い相手だったんですね。
後衛(後ろの方でラリーをする役目)とは違い、
前衛(ゆるいコースのボールをスマッシュしたり、ボレーしたりする役目)だと相手との距離が近いんですよ。
なんとも言い難い、イラッとする臭いでした。
その臭いへのイライラをひたすら『臭ァ!!!』とボールに打ち込んでいたら、勝てました。よかった。
さいごに
振り返ってみると、なかなか変な人と戦ってるな自分…
これでも氷山の一角なもんで、まだまだキワモノの対戦相手はいっぱいいましたね。どんだけ魔窟なんだソフトテニス部。
また、次回書くことがあれば、書いてみたいと思いますっ!
久しぶりにテニスの王子様を読み返してみようかなー